空港までの距離はあるものの、短時間ながら旅情溢れる車窓が気に入って今日も中央駅から空港まで列車で。 昨日も思ったけれど本当に深いこの駅。 下の四角い物はそこそこの大きさのスツールなのだけれど、天井までが高いからかなり小さい物に見えてしまいます。 スツールとエレベーターの扉がある程度でがらんとした空間が贅沢で圧倒的。 ホームからエスカレーターを上がり、なだらかな坂を上ったところがこの空間なのだけれど、ここら辺まではかなり涼しいところが深さを感じさせます。 逆に冬は暖かそう。 この後3折れのエスカレーターを上ると地上階に到着です。 ロシア料理のみのレシピブログ「ロシア料理は豊かな味」 白樺細工の事「ロシアから白樺細工」 ↓オーロラも見れて最後まで旅満喫ねと思われましたら一押しポチリとお願いします。 つづきも良かったら。 元々早めの時間に朝食をと思っていたけれど、朝強力な目覚まし効果で6時代前半には目が覚めるはめに。 火災報知器の警報音ってさすがの音量ですね。 惰眠をむさぼりたくとも起きるしかない音量。(当たり前ですね) まずは自分達の部屋を一応確認し、私は廊下へ顔を出したけれどお隣のご夫婦以外の人気は無し。 ご夫婦もバスローブ姿のまま出て来て困り顔でしたが、連合いが中でフロントに様子確認の連絡を入れてみたけれど繋がらず。 そんな事をしているうちに6時30分のレストラン開店時間が過ぎたので朝食に降りる事に。 警報作動中のためエレベーターは使えず階段で6階から下りる事に。 レストランでは皆さん普通に食事をしていたので一先ず食事。 着席するとコーヒーか紅茶を聞きに来てポットを机の上に持って来てくれます。 ヘルシンキコーヒー美味しいところが多いので好き。 こちらのホテルレストランはパンの種類そこそこ揃っていて時間が良かったのかどれもほんのり温かさが残る美味しい頃合い。 フィンランドこの手の茶色いパンが美味しくてつい食べ過ぎちゃいます。 おかずの方はあまり充実しているわけでは有りませんが野菜/ハム等肉加工品/焼いたサーモン有り。サーモン焦げ目も少しあったりして美味しかったな。鰊は今回見当たらず。 なんて食べていたらレストランスペースの奥から消防隊員とフロント担当者が出て来ました。 しかしなんですね、こちらのホテル夜の間最小人数で回しているのかこのフロント担当者が消防隊員の対応に係っきりでフロント空席。 その間チェックアウトしたくても出来ない&警報解除されてもしばらく出入り口の自動ドアが開かず外へ出れない人がフロントに。 そんな人達がはけたあと連合いが聞いてくれたとこによると厨房で煙が大量に発生して警報装置が作動したとの事…。 ベーコンでも焼き過ぎたのだろうか? レストランへ入った時には警報がまだ少し鳴っていたので降りる時に途中の階でチェックアウトの為に荷物をおろそうとしていた旅行者はスーツケース特大だったから大変そうでした。 日本便で良かったわ。モスクワ行だったら我が家も影響有ったと思うとホッとしちゃいました。 予定より随分と早くから起き出す事が出来たので荷作りをしていざ買物へ。 店が開くまで時間が有るかと思い少し散歩がてら歩いていたらまず予定していた最初のお店他の目当てのお店より早くから開店していて丁度良い時間帯でした。 ホテル近くの教会の緑。 夏から秋に移り変わりつつ有る色合いに感じる樹々です。 今日は的良くて鮮やかだったな。 鮮やかなので建物もくっきり。 我が家が宿泊したことの有るホテルは歴史的景観を保存している地域が多く建物を眺めて歩くのが楽しい場所です。 最初のお店で買物をし、次のお店へ行ってみるもやはり季節の変わり目で今ひとつ目当ての商品がなく中央駅へ。 こちら日本で言うみどりの窓口です。 ここで空港への列車の切符を購入する予定が「今から1時間30分以内に乗らない場合は売れない。列車の中でも購入できるから。」と言われ買わずに駅近くのお目当ての店に行く事に。 直前の切符以外はダメなんですね。 この後立寄ったお店ではそれぞれお目当ての物を買う事が出来楽しかった〜。 フィンランド人デザイナーのブランドも夏物セール中でしたが、日本では秋に重宝しそうな物を2人とも購入し、 Lapuan Kankurit では前回購入したブランケットが良かったので今度は別柄を。 ブランケット以外にいつもの麻タオルも購入。 何時行っても楽しいお店です。 あっという間にお昼。 今日は荷物をフロントに預けたりせずチェックアウトしてそのまま空港へ向かうので急いでホテルへ戻ります。 切符は中で買えるからと列車に乗ったら車両についている機械を使うには別途列車専用のSuicaやPASMOの様なカードが必要でクレジットカード及び現金で購入するには車掌を待つことに。 そう言った事を教えてくれたエストニア人のお姉さんと話しているうちにあっという間に空港駅到着。 今日利用した列車は空港から更に先まで行く列車だったので言われなければ乗り過ごす処だったわ。 空港駅はガラス張りで開放感有りますが、冬は暖房費掛かりそう。 駅周辺はまだ建設ラッシュ中。 徒歩で空港へ移動する場合は右端に見える場所を通って空港へ。 駅周辺駐車場から駅舎を見たところ。 今気付いたけれど結構空の様子が写り込んでいたんですね。 今回フィンエアー混んでいて座席の指定がほぼ出来ない位でした。 一応エコノミーコンフォートを選択したけれどその座席の中の一番後ろだったので空席が出次第座席指定しようとネットを確認していたのですロンドンからずっと。 そしてマイレージカードの特典で長距離便2回分のアップグレードバウチャーも使い切りたくビジネスの空席状況もチェック。 搭乗予定前日になって4席の空席が。 しかし既にネットでの座席指定が出来ず早めに空港へ行く事に。 確認したら2列並びでアップグレードできるという事でアップグレド。 最前列だった。 これでマイレージカードの特典も残りヨーロッパ間短距離路線2回分のみとなり、最悪使えなくても悔いなし。 もうこんなにフィンエアーのマイレージが溜る事は無いだろうから休暇で使わないとね。 日本便の時間帯は他のアジア便も集中している関係で相変わらずラウンジは激混み。 今回はラウンジに来る前にウロウロしていた関係で予想より時間が無かったのであまり食べずにゲートへ移動と生りました。 日本便2回に1回位バス移動なのがね…。 バス移動のゲートって待っている時の場所が狭いから。 ギリギリまでラウンジで粘って搭乗ゲートへ行ったら直ぐにバスが着て空港の端っこまで。 建物少なくて空が広いわ。 外へ降りて機内に入る前丁度出発した小型のフィンエアーが通過。 これ位でも駐在中最寄り空港で聞いたエンジン音はかなり大きな物だったけれど、案外静かなエンジン音でビックリ。 こんなに静かな機体も有るのね。 もう2度目はなさそうなビジネスの座席は新婚旅行の時よりは少し新しいけれど、最新よりかなり古いという感じの座席でした。苦笑 色々剥げているしお疲れ感がやや有り。 それでも通常はせいぜいエコノミーコンフォートどまりの我が家からすれば楽〜と喜びひとしお。 座席間隔ももちろんだけれど、横幅が広いって言うのが快適ですね。 ビジネスクラスはアメニティのポーチとスリッパがマリメッコなんですね。 ポーチの中身はクラランスが入っていました。 これ旅行の時に便利なサイズ♪ いつもと違って快適なので危うく寝てしまいそうになりましたが、楽しみの機内食。 今回利用の便では以前入ったカフェの近くに有るレストランのシェフが考案した料理が提供されていて、丁度行ってみたいよねと話していたところなので楽しみ倍増。 アミューズはキクイモのクリームディップと根菜のチップス。 飲物は炭酸水にレモンを入れた物を頂きました。 馬鈴薯/ビーツ/人参/パースニップ等どれも野菜の甘味が凝縮されていて美味しい上にキクイモのクリームガ好みだったな。 前菜は2種類の中から私はクレイフィッシュとカワカマスのテリーヌ魚卵添え、きゅうりのマリネ、ディルオイル。 北欧の夏と言えばザリガニだから嬉しい上にカワカマスの文字にやられて迷わず。 ザリガニの味よりカワカマスの味の方が強め。 魚卵も程よい塩加減で美味しかった。 ああ、魚卵買ってくれば良かった。 全景はこのような感じ。 バゲット風はガーリックトーストなのでつけませんでしたが、ライ麦パンとテリーヌがよく合う。 ガーデンサラダは塩等降らすそのまま頂きます。 胡瓜のマリネも甘すぎずさっぱりしていて好み。 前菜にはVILLA MARIA SAUVIGNON BLANC 2014を頂いてみました。 メニューに有った通り飲もうとグラスを傾けると華やかで甘いベリーの様な香がするのに飲み口はスッキリとしていて美味しかった。 まず自分ではワインを選んで頼むという事をしないので新鮮。 こちらは連合いの選択した南瓜とゴートチーズのスープ ローストした南瓜の種。 チーズ入りのスープはヘルシンキで何度か食べた事有りますが、ぐっと塩気まろやか。 市内で食べるとかなりチーズの主張強くてしょっぱい位でしたが、このスープは南瓜の甘味を良く引立てていて美味しかった。 エコノミー席ではなるべく短時間で機内食の作業を終る様に配られるけれど、ビジネスはゆっくりで前菜とメインの間ものんびり。 窓の外は太陽が沈まんとしていました。 メインは虹鱒のソテー リークアッシュ添え 人参の香バター 西洋葱入りマッシュポテト。 虹鱒脂ののりが程よくてソースとも良く有っています。 どうもマッシュポテトがロンドンヘルシンキ便でも思ったけれど味は良いのに見た目が美味しそうでないのが残念。 これで水滴が落ちて水っぽいのかな?と思わせる見た目でなかったら更なる満足度が有ると思う。 じっくりと調理した豚肉 オニオンソース 南瓜と大麦のリゾット刻んだ豆添え 豚肉確かにトロトロ。 味は違うのに第一印象がチャーシューに見えてしまった。笑 大麦のリゾット最初は卵とじかと思う程黄色くて南瓜のスープにあった南瓜の風味が感じられないのは種類が違うのだろうか? メインに合わせて頂いたワインはIMPERIAL RESERVA 2010 RIOJAを。 ワインは全く判らないのでメニューにあった「ゆっくり時間を掛けて調理された肉料理にとても良く合います」から選択。 もう一つの赤ワインは赤身肉やチーズに合うと書いてあったので。 赤ワインはベリーの様な、ジェニパーの様な香がして少しスパイシーな香。 タニンは強めでも好きなのだけれど、こちらは程よい渋みで弱いくせに調子に乗って飲んでしまいそうな飲みやすさが有りました。 連合いから豚肉を少し分けてもらった時に合わせて。 肉の脂の後このワインは脂の甘味を引立ててくれるのみ心地でした。 後1種類のメイン選択は鶏肉のクロス痛め 根菜 含ませ菠薐草 ご飯でした。 外はすっかり日が暮れて駐在中何度も通ったロシア上空を通過中。 デザートはフィンランドの小さなチーズ工房からのチーズ バルマブリー、ヌオリヘラ(牛乳から作られたソフトチーズ)、無花果のジャムと包みをば。 デザートにチーズというのを最初に体験したのはニュージーランドでしたが、あのときは一つ一つが大きい上に種類も更に有って当時「何日分?」と思ったものです。 さすがに機内食でその時と同じ量が出る事は無いだろうと選択。 フィンランド産のブリーが好きな事も有りこれも迷わず決まったメニュー。 ジャムとチーズ家でもやったらジャムが消費できるかも。 デザートにはVIDAL IXEWINE PILLITTERI 2013を。 濃縮された果実独特の少しひなびた様な味がして古酒ではないの古酒の様なこの舌触りと香が好き。 特に寒冷だった年の物だとか。 チーズにも良く有って、これは連合いも美味しいと思ったみたい。甘さに驚いていました。 他のデザートはチョコレートのプラリネ、マカロン、ハーゲンダッツアイスクリームの選択で連合いはチョコレートのプラリネを。 何個?と聞いてもらえるらしく2個選んでいましたが何時もより控えめだったのが不思議。 もしかして遠慮?? ビジネスにアップグレードした時に機内で出て来る硝子の器が好きです。 このシリーズはいくつか持っているのだけれど、揃えたい位。 機内用のグラスや陶器は専用の大きさ軽さで市販されていないのが残念。 良いのにな。 食事が終るとウラル山脈は既に越えていて見える時ならそろそろオーロラが見える地域にさしかかっていました。 外を見始めたころはまだ街の明かりがかなり明るい地域でしたが、しばらくするとその明かりはまばらになり、それと同時にオーロラが。 オーロラ設定をカメラに保存しておくのを忘れたため光量乏しいですが、肉眼では風にたなびくカーテンの様に光の筋が揺らいでいました。 強くなったり弱くなったり横に広がったかと思えば縦に広がったり。 見飽きる事が有りません。 広さは有るけれどだんだん薄くなり。 そして小さくなって来てこの後東の空が青くなり始めそろそろオーロラ観察も終わり。 ロシア上空を通過する飛行機に乗る機会があったらこれから春までぜひ北側の窓側席でオーロラ楽しんでもらいたいなと思います。 地上では降る様に見えるオーロラが目の前で横から揺らめく布の様に見る事が出来ますよ。 カメラの設定をしておけば機内からでもかなり鮮明に写せるのでぜひとも事前に設定をしておくか覚えておくと機内一層楽しめると思います。 日本へ帰ったらカメラ設定しておこう。
by etigoya13-2
| 2015-09-04 23:19
| 旅
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