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最後に大物釣ったよ〜連れ合いが
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 楽しいと時間はあっという間に過ぎて行き、今日がラーヌヤルビで丸1日過ごす最後の日。
 朝から晩までまた楽しく過ごしました。
 ちょっと夜更かしして今回のステイ企画人Kippisさんのお宅へ行って帰って来たら、丁度暖炉のの壁と天井に夕日?いやもうすぐ朝日?が差し込んでいた。
 日の当たっている櫂の様なものは暖炉兼薪オーブンでパンを焼く時に使う道具。
 いつかこれを使ってパンを焼いているところを見たいなー。
 いや見るだけじゃなくてパンも食べたいわ。
 
 ところで、この暖炉冬はオーブン兼集中暖房となるんだからロシアのペチカと同じ役目を果たすんですね。やっぱり寒いところの必需品なんだねー。


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 この日の朝食、凄く遅かった。笑
 なにせホストマザーもファーザーも我が家より起きて来るの遅かった位ですからね。我が家の部屋は2階だったのだけれど、1階へ降りたら…玄関から酔っ払いがどうやって部屋まで移動したかが判る様な有様でした。(経験あるから判るわー爆)
 これは今日作り時かもとロシアで朝食の定番なもので、フィンランド人にも受けそうなОладья(アラージー/イースト発酵生地のパンケーキ)を作ってみました〜。いや材料の粉とかイーストとか勝手にあさって。ドライイーストがどういう感じか判らないまま使ったけれど、少量で良く発酵してくれた。
 今日はカルダモン入り、途中から林檎も加えてみた。
 
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 焼き上がり。蜂蜜をかけて。
 これ以外にホストマザーが野菜とハム、チーズ等を出してくれました。いや、それにしても今朝はホストファーザーは起きて来ませんでした。苦笑
 一度トイレに起きた時にはもうふぬけ状態で焦点会っていないし。沢山飲んだのね。

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 そういうわけで車が出せない事も有り午前中は急遽湖で釣り。こんな広い空の元のんびり船に揺られて来ました。
 村は近くに川はあれど、余り近所の川へ釣りに行く人はいなくて車で行く事になるので、ちょっとそこで釣りが出来る環境は憧れ。

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 湖の中の島にはコテージが建っているのだけれど、そこでのんびり朝の一時を過ごしている人と挨拶をしたりしながらとぐるりと一回り。残念ながら誰もつれなかったのだけれど、十分に楽しかったなー。

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最後に大物釣ったよ〜連れ合いが_e0250594_183223.jpg 昼に戻ったらホストファーザーが昼食を作ってくれていました、でもまだ本調子じゃなさそう。
 そして私は昼食前にパンレッスン。
 100%ライ麦パンですよ!
 まだ作ってみた事が無いのだけれど、手持ちの本や調べたレシピはライ麦で種を作り始めて途中破棄する粉(種の一部しか継いで行かないとか)が多いのが気になったいたんです。ホストファーザーの作り方は無駄な粉は一切無し。こう言うのを求めていたの〜。
 今日は捏ねて丸めて焼くところまで。丁度1個目を捏ねていたので2個目を捏ねさせてくれました。お・重い。
 普段焼いているパンと生地の重さも感触も全然違ってやっぱり実地で教えてもらえて良かった。
 お昼に捏ねて丸めたものを最終発酵。夜に焼く予定と言われました。

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 薬で何とか酔いをおさめたホストファーザーが作ってくれたお昼がこちら。白身魚のソテー/茸に詰め物をしてベーコンで巻いたもののグリル/シチューにブラウンソースを混ぜたソースと茹で馬鈴薯(新じゃがだよ〜)。
 これどれも滞在中に1度出たものの残りを上手に組み合わせてあるんだけど飽きない料理ばかりなのが嬉しい。

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 とりあえずなんとか起きて活動は出来る様になったホストファーザーと今日一緒に移動する人を迎えに近所のステイ先へ。
 そちらのホストマザーが運転手役となり我が家のステイしている先のホストファーザーは助手席へ。やっぱりちょっとした距離の運転はさけたい状態なのね。
 まずはスウェーデン国境近くの街へ。対岸にスウェーデンを望む店で買い物後カフェで一休み。おやつです。
 別のステイ先のお子さんが指差していたアイスが美味しそうだったので其れを選んでみました。クッキーでバニラを挟んだやつ。

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 こちらはダブルのコーヒーとシングルのコーヒー。それにビスケットと飴。ビスケットは…、どんな味と聞かれたら卵と重曹の味がするという素朴な味でした。意外に堅焼き。
 飴はキャラメルにナッツが入ったもの。円錐状に作られていて、これも意外に素朴で美味しかった。
 
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 このカフェやショップが入っている建物にもホストファーザーが立ち寄りたかった釣り道具屋があり、我が家もそこで物色。結局買ったのは地図だけでしたが、ホストファーザーはしっかり釣り針買っていました。
 それも何やら自慢げ。確かにね、この疑似餌付き釣り針で我が家とIさんは夜釣りを満喫できたんですけどね。それにしても本当に趣味「釣り」と書いてあるだけに釣り道具を物色しているときの食い付き方と楽しそうな事と言ったら少年のようです。

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 さて、いよいよ国境越えです。これ地続きに国境を接している国に住んでいたり、国家間の関係が安定している地域へ住んでいる方にはきっと珍しくない事なのかもしれませんが、島国とビザ無しでは入国できず、移動する毎に滞在登録をしないと行けないロシアにしか住んだことのない私としてはもの凄い違和感がある事なんです。
 国境なのにただの橋ですよ。パスポートチェックする様な場所も無く本当に直ぐに行けるんですね。ロシア人なんて国内ですら国内用パスポートを常に携帯していないといけ無い位なのに。
 
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 渡るとそこはスウェーデン国旗がはためいています。スーパーにも寄ってもらったのだけれど、言葉も通貨も違うし、あのシュールストロミングもパンパンに膨らんだ状態で売っていたし、チューブ入りキャビヤ/クネッケブロードも手持ちの本と全く同じパッケージのものが。そしておつりは€で戻って来てこれまたちょっと感激。
 本当にスウェーデンなんだなって実感。
 ほんの3、40分で国境が越えられるなんて、1時間走っても隣りの市にすら付かない村から考えると凄い不思議な感覚です。村から国境越えるところまで行こうとしたら一体何日かかるのかなー。

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最後に大物釣ったよ〜連れ合いが_e0250594_15115821.jpg また来た橋を戻るのですが、帰りは歩いて国境越え。
 いや、何度も書いちゃうけど国境チェックが無いなんて平和なんですね。
 ところでこの国境にかかる橋、私と同じ年でした。
 ということで記念に1枚。

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 ステイ先へ帰ってから庭で見つけたイタドリを使ってスープを作るべく準備開始。その間に男性陣は昨日と同じお宅へサウナを借りに。私とホストマザーは料理の下準備が一段落したところで急いで行って帰って来ました。
 昨日はサウナを借りたお宅でのバイキング、今日は我が家のステイ先でのBBQとなりました〜。2家族+それぞれにステイしている日本人でまたまた大人数です。
 私がサウナから戻ったらもうホストマザーは料理に取りかかっていましたよ〜。豪快でしょう。こんな風に作って美味しくない分けないですよね。

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 最初に野菜を炒めた後、鶏肉を炒め、続いてマリネしてある豚肉を炒めて野菜と合わせて。もうたまらなく良い香でした。

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 私が準備したЩи Зеленые(シー ゼリョーネ/緑のシー)は前菜代わりに一番最初に配る事に。
 これロシア料理ですが、果たして隣りの国のフィンランド人の口には合ったのか?ホストマザーは気配りの人で基本的に美味しいと言って食べてくれるタイプなので他の人の反応聞いてみれば良かったな。
 
タベラッテ

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 テーブルクロスをかけるとそこが一気に華やかな配膳の場所になりますね。本当にパーティーが身近なんだなーって感動してしまう。

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 こちらは魚の温燻準備中。これ村でも一般的なОкунь(オークニ/カワスズキ・ペルカ属の魚/オークニのフィンランド語はAhven)、なのでぜひ参考にしたい。この燻製用の容器は村でもやっぱり定番で店でも良く売っているし。
 
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 スープの後は前菜やBBQを取り分けてもらいもうひたすら黙々と食べる感じ。やっぱり屋外&直火で焼いたものってキッチンで作ったものより数倍美味しく感じるから不思議。


最後に大物釣ったよ〜連れ合いが_e0250594_15283287.jpg そしていよいよ燻製器が炭の上へ置かれ、しばらくは歓談タイム〜。
 と同時にホストファーザーはもう釣りに行きたくて仕方が無い様子を爆発させ、せっせとリールへ糸を巻き始めました。
 ホストマザーが「もうこれ(リールと疑似餌付き針)を試したくて仕方ないのよ」とあきれた様な口調で言いながらも糸をもって巻き上げのお手伝い。仲いいよねー。
 途中馬に乗る乗らないで一度日本人宿泊者が2人ほど移動しかけたものの、結局こちらのお宅の馬に乗ると言う事でまた皆揃って温燻を頂きました。
 これは日本人にぴったり(ちょっと塩強かったけれど)で食べておいたほが良かった料理だから戻ってこれて良かったのかも。
 村でいつも頂いていたのは粉をはたいて揚げ焼きでしたが、我が家的にはこの温燻のほうが更に好み。村でやるなら当面は蒸し器使用かなー。
 あ、そうそう、このBBQを頂いている最中にホストファーザーから呼ばれキッチンへ戻りパンの焼き上げタイミングとか最終発酵の具合などやはり実地で教えてもらいました。
 もうこれは帰ったら直ぐにライ麦100%パン作らなきゃ。
 魚を調理している間にホストファミリーからククサをもらったり記念撮影をしたり。
 さらには私は予定していなかった馬に乗せてもらったり。しかも鞍無し。ほんの少しの時間も楽しめた滞在だったな。

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 そうこうするうちに、だんだん夕日っぽい陽射しになり何だか約一名もの凄いハイテンションで準備し始めました。そう釣りに行きたくて仕方が無かったホストファーザー。「行くぞ!」のかけ声と同時に我が家とIさんは湖へ。
 もう今行かないとだめ、今が絶好のタイミングなんだ!!というのが体全体からにじみ出ていました。笑
 スカートをはいていたので迷彩に着替えてなんてやっていたらもう早く行かないとと既に体が動いているんだから本当にもう行きたくて仕方なかったんですね。

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 朝救命胴衣を一度付けているのでその辺りはスムーズにボートへ乗り込みいざ出発となりました。
 こんな夕焼けですが、もう本来ならバッチリ夜の23時過ぎです。 
 スムーズに出発したはずなのに何やらバシャッバシャと音がするな〜と思ったらたまった水をかき出していました。あれ?今日雨降っていないけれどまさか水漏れ?見ないで光線発しながらも水かき完了してこんどこそ音も無くすーっと進んで行きます。
 ポイントへ付くちょっと前にぼそっと「良い日だ〜絶好の釣り日和」とつぶやいていたホストファーザー。本当に釣り人な顔していました。
 
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 棹は3本。ホストファーザーは船頭に徹する気らしく連れ合いがやらないのかと聞いたら「僕はいつでも出来るからね」と。本当は一番連れ具合を試したかったのではないかと思うのだけど。
 まずは連れ合いから新しいリール&疑似餌付き針を試す事に。後の2人は別の棹で。なんて渡されたら直ぐに連れ合いに当たりが。
 いやこれもしかして凄い疑似餌??巻いて巻いて浮かび上がって来たのがこちらの魚。これまた村では定番のШука(シュカ/カワカマス/シュカのフィンランド語はこちらHauki)。シュカとしては余り大きく無いものですが、なかなか釣りへ行く気にならない連れ合いもこんな大物を初めてで釣ったらやる気になるかも。

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 続けてこんどはその棹を私が持って挑みます。が…私が釣ったのはオークニでした。何で〜〜〜。とはいえ一応釣れたので、こんどはIさんに棹を渡します。としばらくしてIさんも当たりが。しかも大きい。
 連れ合いより更に大きいシュカをつり上げていらっしゃいましたよ。結局直ぐに当たりがきた棹はホストファーザーが試したかった組み合わせのもので、他の棹はかろうじてオークニがかかったものの、やはり食い付きが全然違う。
 釣り棹握ってはいないけれど満足げなホストファーザーでした。

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 いかにも夕日という感じの空。何処までもゆったりした感じが漂う湖面、こう言うところで釣りをするのが一番好きとホストマザー&ファーザーは言っていたけれど激しく同感。
 
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最後に大物釣ったよ〜連れ合いが_e0250594_15475172.jpg 上の写真から5分と立っていないのに更にぐっと赤みを増した夕日。そろそろ引き上げる事になり、朝ホストマザーが船を進めたのと同じ方向へ。
 まあ夜遅いと言うのに明るいからか結構起きている人もいて、岸からホストファーザーへ声がかかります。
 顔見知りなのかな。こう言うのんびりした雰囲気がたまりません。
 ああ、もっと連日釣り三昧でも良かったかも。そうしたら1日位釣った魚を食べるなんていうチャンスも会ったかもね。
 今日釣った大物残念ながら我が家は食べる時間が無いんです。

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 一応ね釣った人の満足げな写真も撮りましたよ。今回の休暇で写した写真は良い顔が多かったかな、いつもはカメラ向けると眉間に皺が寄ったり口角が下がったりでこうおこった様な顔か無表情が多いから。
 其れだけ楽しかったんだねー。

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 ステイ先へ戻って私は別のお宅へ言っている間、連れ合いが捌いているところを写してくれていました。やっぱり慣れているから早い。でもこれロシア人には見せられないわ。なにせ彼らがスープの出しに最高という場所全てゴミ箱行きだったので。
 同じ食材で同じ様な調理のものもあっても内蔵が付いたままスープと言うのが考えられないと言うらしいからやっぱり随分違うんですね。

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 こちら捌いたものはシュカがマリネに(塩/胡椒/レモンの皮入り胡椒/油)、オークニは塩こしょうでソテーにしておいてくれました。
 これだけ味見。やっぱり釣り立てはどんな魚も美味しいよね。

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 連れ合いがホストファーザーのパソコンを借りてネットで検索中見るとも無しに見ていた景色。右下の方にタオルに包まれてある2個の固まりが今日焼いたライ麦パン。
 明日の朝食に少し食べることが出来るかなー。

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 連れ合いの仕事が終わり、もうそろそろいい加減に荷作りして寝ないとという時間になったので窓からの景色を写して終わりに。
 もう朝焼けと言っても良さそうな陽射しになってきていました。
 ガラス使いに電灯どれも素敵で温かなお宅だったなとしみじみ感じた最後の夜。

 初めてのホームステイがこの家庭で本当に良かったと思います。

 ああ、やっぱりロシアでもモスクワとかサンクトペテルブルクとかに駐在出来ていたら、ちょっとした休みでフィンランドまで遊びに行けるのになー。村からじゃ最低1週間以上続く休みじゃないと1泊位しか出来ないですからね。 
by etigoya13-2 | 2012-06-23 23:40 |
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小さな発見小さな喜び日々の生活を丁寧に 2007年1月末より連れ合いの駐在に帯同して初海外生活。2015年5月帰任しました。
by 越後屋
書いているのはこんな人
名:越後屋
生年月日:1972年3月19日
家族:日本人の連れ合い
趣味:惰眠をむさぼる、料理を作る、食べる、何か手を動かしている
他:座右の銘は「食は魂!」
  今は毎日白樺細工製作中

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