本日の天気 4→21→13度 濃霧後晴れ
私の理想が詰まっている場所。
地下室。
ただいま芸術家さん宅は保存食の最終追い込み真っ最中。
こちらの棚は緑のシーの素とか胡瓜の塩漬やマリネ/野菜のマリネ/野菜のトマト炒めとか野菜物がメイン。
地下室はちょっと無理でもいつかこうやってずら〜〜っと瓶を並べて冬になったら「今日はどれ使おうかなー」なんて悩む事をしてみたい。
結構急な梯子を下りていくのだけれど「足が痛い」と言い、普段歩く時もふーふー言っている芸術家さんママですら自分で降りて棚に並べたり、空き瓶を取りにいったり(空き瓶はほとんどここには無いんだけど)、必要なビン詰めを取りに出入りします。
住宅の基礎内側。村の住宅は基本的にかなり1階の床は地面から上がっています。その上掘るから、地下に入ると結構高さ有り。屈む事も無くてかなりの収納力です。
寒冷地ならではですね。
こちらの地下室は冷蔵庫〜冷暗所と言う感じの気温。冬でも凍らず、夏でも暑くならない便利な保管庫。
これより気温が下がって3度位に通年保たれる地下室も他に有るんですよ。そちらはもう少し面積が小さくて主に白樺樹液や自家製ワインの保管をするんですって。
そういえば夏でもその地下室から出して来て白樺樹液は気温差で水滴が付く程冷えていたな。
馬鈴薯の奥にはまた保管棚。こちらはワレーニエ(緩いロシア風ジャム)の大瓶も有りますね。
一番上の写真から続く棚には白キノコ(ヤマドリダケ)のマリネも見えていますね。これが絶品なんですよ。
↓お好きなキノコでロシア家庭の味を再現してみて下さいね。
ВАЛЯレシピのきのこのピクルス
他にこの棚は
緑のシーの素やワレーニエ、そして果実の砂糖漬けなんかもあります。
ワレーニエや砂糖漬け(半殺しな感じで果実を潰します)はそのままお茶請けに/ケーキの具に/水で割ってモルスという清涼飲料水にと変化していきます。
芸術家さん宅のワレーニエは余り加熱しないタイプでもの凄く果物の風味が残っているんですよ。
この辺りは好みも有るけれど、何よりこういう保管庫が無いとなかなか難しいですね。
こちらの棚にはキノコのマリネ/トマトのマリネ/野菜の煮た物が乗っていますね。
この野菜の煮た物もそのまま食べたり、グリルした野菜にソースとしてかけたり、付け合わせの山盛りマカロニに添えたりパンに塗ったりと活躍します。
ここにも白樺樹液が。こちらの樹液は綺麗に澄んでいたな。まだ発酵前に冷暗所へすぐ入れたのかしら?
真冬にちょっと発酵した白樺樹液を飲むの、私は好きですが、連れ合いはこの発酵臭が駄目なんです。
ロシアの人は発酵した物は体に良いと言って大好きなのだけど。
村では最後の方のベリーБрусника(ブルスニカ/コケモモ)やОблепиха(オブレピーハ/シーバックソーン)での保存食づくりに入っています。
ブルスニカは砂糖とピューレにしてビン詰め、オブレピーハは砂糖と水と混ぜて瓶詰めされたもの。
どちらもモルスとして冬のビタミン補給を兼ねた清涼飲料水になって良く登場します。
さっぱりしていて美味しいんですよ。
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今日の夕焼けも綺麗でした。
冬になってしまった後の夕焼けも好きですが、この季節が変わる時期の夕焼けは日々色合いが違ってまた趣が有ります。
丁度林の中を通っている時に綺麗だったので、樹が額縁みたいな効果を出していたからかな?
ほら川面も朱に染まって綺麗でしょう。
夕食は今日も連れ合いが遅いと判っていたので、残り物を耐熱容器にスタンバイして焼くだけにしておきました。
コーン入りライスにチリを乗せて連れ合いのはそこに卵も。上からチーズをのせてオーブンで温めるだけ。
でも美味しかった。