ネット回線が不通になってしまい、新しい回線のセットアップが終るまで時間が掛かった為、日付がずれての公開となっています。　順次以前の記事も公開していきます。

本日の天気　氷点下６→＋１１→＋１５→＋６度　晴れ

　今日はここ数年恒例となった村の色々なクラブ活動を組織している場所で開かれる作品展の審査員の日。

　毎年審査の後はちょっとしたお茶会があるので、手土産にЖаворонки（ジャーボロンキ／ひばりパン）を焼いて持って行く事に。

　今年は精進生地にコクを出す為にアーモンドを粉にした物を生地に混ぜ、更に粉にしたアーモンドと砂糖を混ぜた物を餡として中に詰めて焼き上げ。

　なかなか良い感じに焼き上がり。

　白樺細工の籠へ入れて風呂敷に包んでいざ出発！

アーモンドシュガー入りЖаворонки

　会場へ到着すると直ぐに審査開始。

　各項目毎に１〜３番をそれぞれの審査員が決めていきます。

　「オリジナリティが有る」とか「手法が良い」とか言いながら。

　こちらはレース編みの部門で今年は日傘に仕立てている人が２人程。

　これを小学生が作っているなんて凄い！

　自分が小学生だった時と比べると尊敬しちゃいます。

　

　こちらは毎年定番のストロー素材を開いて貼り絵にした物。

　今年は村だけでなく近隣の村や街以外に少し遠い地域からも参加が有り作品数が多いのが印象的。

　

　今年は木工作品も数が増えていました〜。

　減り昆布ター等はちゃんとプロペラ回ります。

　この場所以外のところにおいてある物はまな板に裏ごし用の棒に麺棒のセット（挽きもの）やチェスのセット等も有りました。

　壁には貼り絵部門の作品と裁縫部門の作品も。

　今年の裁縫部門はスモッキングのワンピース等デザインも技術も多彩で目移りしちゃう。

　私がロシア的で素敵だなと何時も思うのがこちらの貼り絵。

　砂絵の様に接着剤を漬けた上に村で手に入る穀類等が時に彩色し時に本来の素材のママで使われています。

　蕎麦／粟／米（長短）／麦（粒砕いたもの）／芥子の実等等。

　こちらの作品は色使いも姿もロシアらしい鶏で素敵。

　

　穀類豆類を上手く使った貼り絵はロシアの食卓に多様な穀類粒物が有るんだなと感心してしまう作品。

　やっぱり鶏の配色はロシア的。

　躍動感有るミミズクは足に籠を持って。

　こちらは貼り絵でも素材が毛糸を使っているもの。

　先ほどの穀類や木の実を使う物とは別の部門となっていました。

　こちらも毛糸使用の貼り絵部門から。

　毛糸の色合いや直線、曲げて、渦を巻かせてと表情を変える事で鼻が生き生きと表現されています。

　

　ビーズ細工部門。

　サクラや白樺、すみれや想像の花と皆表現力豊。

　こちらは編み物に芯を入れて花束に見立てた物や待針で作る飾り等の部門。

　布花とはまた違う編み物で作る花、立体的で編み地の表情も加わり興味深い作品でした。

　オーナメントも待針を上手に使っていたり、卵の殻の中に小さい樅の木があったり。ここでも子供達の伸びやかな個性を楽しめます。

　同じ部門からリボンの花の木。

　色使いがロシア的。

　

　編みぐるみ？部門と言えば良いのかな。

　フルーツの籠有り、鉢植えあり、花とてんとう虫有り。

　他の場所には編みぐるみの人形も。

　私はズロースはいている女の子を１番に。

　

　こちらは紙を帯状に切手色々な巻き方で貼付ける種類の貼り絵と塩と粉で作る生地で半立体にする貼り絵部門。　

　これはもう正面からだけでなく横から下から上からと立体的に楽しめるので好きな部門。

　年々皆腕が上がっていて審査が難しくなります。

　文化会館の大人のクラブの方でもこの手の作品が増えているけれど、みんな色々考えますね。

　この作品は紙の表情を上手く使っていたり、表情の違う紙をそれぞれ効果的に使ってて立体感が秀逸でした。

　紙細工部門。

　日本のつまみかんざしの様な部品を作ってそれを重ねたり束ねたりして作りたい物を形作って行きます。

　対策有り小学校１、２年生のあどけない物有りで頬が緩んじゃいます。

　小学校低学年の作品で苺。　　これって同じ様な部品を追って差し込んでと結構地道な作業ですよね。　飽きずに作れるって凄いわ。　自分が小学校の時こんな細かい事で来たかしら？と振り返ってみたり。

　

　これは塩生地とこちらで言う粉と塩で作る生地の立体作品部門。

　満場一致で１位だったのがこちら。

　これで１０〜１１歳の子の作品です。

　大きな蕪。

　表情も動きもあって今にも蕪が抜けそうですよね。

　こちらは小学校２年生のハリネズミ。

　やっぱりロシア人ハリネズミ好きなのね。

　他にも１人ハリネズミ出品していました。

　

　塩生地半立体貼り絵部門で芸術家さんお気に入りはこちらの猫とネズミ。

　私もかなり惹かれたので２位に。

　猫の表情や立体感、ネズミも細部まで表現していて楽しい。

　私が１位に押したのはこちらの茸家族。

　かさの表現力とか実際に有りそうでしょう。

　折り紙貼り絵部門。

　この蝶蝶の配色と構成がロシアのアニメーションっぽくて好き。

　こちらも半立体の貼り絵部門の作品。

　苔に生える花の正体はピスタチオのから。

　これを一つ一つは花に見立てて貼って行く根気に脱帽。

　配色もシックで日本で言う中学生の作品らしいちょっと大人びた仕上りになっています。

　これ飾っても良さそうだったな。

　審査が終わるとクラブ活動統括している組織のトップと副トップ、審査員でちょっとしたお茶会。

　今年は初めてお会いする若々しいはつらつとした方が御一緒でした。

　蜂蜜ケーキ、私の持って行ったジャーボロンキ、チーズに薄切りにしたビーツも有りました。

　ここで今年はどんな感じだったとかわ〜っと話して食べたさっとお開き。

　この組織の人は押し付けがましく無く、程よい距離感で本当に楽。

　

　この後一度芸術家さん宅へ戻り少し作業をして今日は夕方もう一つイベントが有るので早めに帰宅。

　もう一つのイベント次の記事で。

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